サイトのアクセス解析をやってみた|立ち上げ直後のGA4・Search Console分析と改善戦略

対象読者:PT・OT・STなど、独立・開業・情報発信を検討しているリハ職の方
キーワード:自費リハビリ サイト分析 / リハ職 Webマーケ / GA4 Search Console 医療系サイト


はじめに:サイトを作っただけでは患者には届かない

「WordPressでサイトを作った。記事も書いた。でも、アクセスが全然来ない……」

独立・開業を目指すPT・OTの多くが最初に直面するこの問題。実は、アクセスが来ない理由はコンテンツの質ではなく、サイトにあることがほとんどです。

今回は、私が運営する「リハマーケ」の立ち上げ直後のアクセス解析データを公開します。GA4(Google アナリティクス4)とSearch Consoleの実データをもとに、何が課題でどう改善するかを具体的に解説します。


分析環境:使ったツールと確認期間

ツール 用途
Google Site Kit(GA4) セッション数・チャネル・ページ速度
Google Search Console 検索表示・クリック状況
Jetpack Stats 詳細なページ別PV・リファラー確認
  • GA4確認期間:直近28日間
  • Jetpack確認期間:2025年4月24日〜4月30日(7日間)

GA4データで見えた現状

セッション・チャネル概要

指標
総セッション数 80
前期比 ±0%
Directチャネル比率 82.4%
Organic Social 8.2%
Unassigned 7.1%

最も深刻な問題:流入の82.4%がDirect(直接流入)です。これは「知っている人が直接URLを打ち込んでいる」状態であり、検索やSNSから新規ユーザーが来ていないことを意味します。

検索パフォーマンス(Search Console)

総インプレッション:0

総クリック数:0

ステータス:「サイトはまだ検索に表示されません」

インデックスがゼロ、つまりGoogleの検索結果にまだ存在していない状態です。コンテンツがいくら良くても、Googleに認識されていなければ検索からは来られません。

ページ別パフォーマンス

ページ PV セッション 直帰率
トップページ 105 84 30.95%
もう限界(医療的ケア記事) 21 17 35.29%
介護・リハビリ情報カテゴリ 10 7 85.71%
ブログ一覧 8 6 83.33%

カテゴリページ・ブログ一覧の直帰率が80%超。一覧ページから個別記事への導線が機能していないことがわかります。

サイト速度(PageSpeed Insights)

指標 計測値 目標値 評価
LCP(最大コンテンツ描画) 4.3秒 2.5秒以下 ❌ 要改善
CLS(レイアウトズレ) 0 0.1以下 ✅ 良好
TBT(総ブロック時間) 90ms 200ms以下 ✅ 良好

LCPが基準の約1.7倍。Core Web VitalsはSEO評価に直結するため、早急な画像最適化が必要です。


Jetpack Statsで見えたこと:コンテンツの「当たり」はすでにある

7日間のページ別PV(上位)

ページ PV
トップページ 87
「もう限界」医療的ケア児の在宅レスパイト記事 23
独立を考えたPT・OTが最初に知るべきWebマーケ 5
読者評価を上げることがAI評価につながる 3

流入元(リファラー)

流入元 PV
X(旧Twitter) 4
Facebook 2
Threads 2
WordPress Dashboard 3(本人確認)

重要な気づき:Search Consoleがゼロの中、SNS(X・Facebook・Threads)から合計8PVの流入が発生しています。現時点で唯一機能している外部流入経路です。


課題の整理と優先順位

🔴 最優先課題(今すぐ着手)

1. Search Consoleでインデックス申請する

サイトマップ(sitemap.xml)をSearch Consoleに送信し、Googleにサイトの存在を知らせます。

Search Console > サイトマップ > URLを送信

WordPressであればYoast SEOやAll in One SEOプラグインが自動生成してくれます。

2. LCP(4.3秒)を改善する

  • 画像をWebP形式に変換する
  • ConoHa WINGの場合:高速化オプション(キャッシュ設定)を有効にする
  • 遅延読み込み(Lazy Load)の適用

目標:2.5秒以下

🟡 中期課題(1〜2ヶ月以内)

3. 「もう限界」記事をシリーズ化する

GA4・Jetpackの両方で2位にランクインしたこの記事は、明確な需要がある証拠です。「在宅レスパイトとは何か」「申請方法」「費用」など、関連記事を展開しましょう。

4. SNS発信の継続と強化

X・Threadsが現状唯一の外部流入源です。投稿頻度を上げつつ、記事への誘導導線を工夫します。

5. 内部リンクを強化する

カテゴリページ・ブログ一覧の直帰率(83〜85%)を下げるために、「次はこちら」「関連記事」のリンクを記事末尾に設置します。

🟢 長期課題(3ヶ月以降)

6. コンテンツの2軸を明確化する

現状のコンテンツは大きく2種類あります:

  • ケアラー向け:介護・医療的ケア情報(「もう限界」シリーズなど)
  • リハ職向け:独立・Webマーケ情報(PT・OT記事など)

この2軸はターゲットが異なるため、カテゴリ設計やSNSアカウントの分け方を検討する段階に入ります。


まとめ:立ち上げ直後のサイトに必要な3つの優先行動

  1. インデックス申請(サイトマップ送信)→ Googleに存在を認識させる
  2. LCP改善(画像最適化・キャッシュ設定)→ SEO評価の土台を作る
  3. 「もう限界」シリーズを深掘り + SNS連動→ 唯一機能している導線を育てる

サイトはまだ「存在しない」状態ですが、コンテンツの反応はすでに出ています。土台を整えれば、検索からの流入が始まります。


このサイト分析について

本記事は、筆者(理学療法士 × Webマーケター)が自身のサイト「リハマーケ」の実データをもとに執筆したものです。自費リハビリ事業者・リハ職のWeb発信支援に取り組んでいます。お問い合わせはXまたはサイトのコンタクトフォームから。

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